PCを組む (1)

PC

2010年に制作環境をMacに移してから早7年。ゴミ箱型MacPro(2013)をスルーした後、ごく最近まで新型MacProの登場を待っていたのですが、現状の筐体では熱設計に問題があるため、2018年以降になるとAppleからアナウンスがありました。となれば形状が変わるのは必然でどんなものが出てくるのか想像つかないし、今更アップデートされたとはいえ世代遅れ感が否めないMacPro(2017)を買う気にもなれず、それならいっその事Windows環境に戻ってみよう、ということで今回PCを組むことになった次第です。

とまぁ、前置きはこのあたりにしておいて、今回組むWindowsPCと使ってきたMacProの比較表がこちら。

種類WindowsPCMacPro(Late2010)
CPUAMD Ryzen Threadripper 1950X
16core 32Thread
3.4GHz / 4.0GHz
Intel Xeon X5670 x 2CPU
6core 12Thread
2.93GHz / 3.33GHz
CPU CoolerFlactal Design Celsius S36
簡易水冷
-
M/BGIGABYTE X399 AORUS Gaming 7-
MemoryG.Skill RIPJAWS V
128GB (16GBx8)
DDR4 3000MHz nonECC
Transcend TS512MLK72V3N
32GB (4GBx8)
DDR3 1333MHz ECC
StorageSystem : 2TB NVMe (Samsung)
Work : 1TB SSD (Crucial)
Bank : 2TB NVMe x2 RAID (Samsung)
System : 600GB SSD (Intel)
Work : 2TB HDD (WD Black)
Bank : 960GB SSD x4 (Crucial)
GPUNVIDIA GeForce GTX 1080ti
(GV-N108TAORUSX W-11GD)
NVIDIA GeForce GTX 680
(GD680-2GERXS)
電源Corsair HX850i-

 

簡単に補足説明と私見を。

Ryzen Threadripper 1950X
16コア32スレッドで3.4GHzの高クロックで動くすごいやつ。TDPも180Wとぶっ飛んでる。ただ、別記事にも書く予定なんですけど、あまりにスレッド数が多いためにWindows10環境ではMMCSSのリアルタイム処理スレッドの量の上限に引っかかってしまい、オーディオドロップアウトが発生する模様(ソース)。回避方法はDAWに割り当てるコア数上限を14に制限するとか。なんかもったいないね!TDPが高いので大型の簡易水冷クーラーを用意しました。価格も$999で対抗のIntelに比べてコストパフォーマンスに優れているんですが、国内は何故かすごい高いので海外から購入しました。※発売からたった2週間で、国内販売価格が最大18,000円も値下げという価格改定が入りました。そりゃあの価格じゃみんな海外から買うわ…。

GIGABYTE X399 AORUS Gaming 7
特にメーカーのこだわりは無かったんですが、QVL(メモリ動作リスト)が一足先に見れたのと、なんとなくGPUとマザーでメーカーを揃えてみようかなぁと思って選びました。M.2スロットが3機付いてるのは良いですね、しかも全部PCIe 3.0 x4動作でThermal Guard 付です。Amazon.comのレビューではよく冷えるとのことで、期待しているのぢゃよ。

G.Skill RIPJAWS V
16GB x 8枚の128GBキット。8枚刺しは正常に動かないことも多いみたいなので、上記マザーのQVLを見てこちらにしました。所謂オーバークロックメモリ。リストによると3000MHz、レイテンシは14-14-14-34、1.35Vでの動作みたいです。さすがG.Skill。Ryzenはメモリのクロックで多少性能が上下するらしいので重要なパーツの1つです。……128GBも使うのかって??
いやぁ、使い切れないでしょうね…( ゚д゚ )クワッ!!

NVMe(Storage)
M.2 SSDのことです。SSDってたくさん種類あって分かりづらいですよね。今回のSSDはPCIe 3.0 x4接続なので、読み込みで3500MB/sとか出たりします。SATA III接続なら600MB/s、MacPro2010に至ってはSATA IIという古い規格だったので、その半分の300MB/sしか出ませんでした(=プラグインインストゥルメントの読み込みが遅い)。尊敬する作家のN様がSamsungの960ProのRAIDでVienna Imperialの爆速ロードをしていたので真似っこです。オケ音源はほんと容量が大きいので多いに越したことはないです。足りなくなったらSystemを余分な容量にしているので、そちらにもBankデータを。

NVIDIA GeForce GTX 1080ti
今回、一番意味不明なパーツチョイスがこれ。DAWでハイエンドGPUとかいらんでしょ!って思うかもしれないけど、ほら、せっかくWindowsなのでゲームしようぜ!ってことで…(/ω・\)チラッ Macでは重かった4kディスプレイ環境下でのSibeliusの譜面表示も改善すれば言うことないけど、あれは他に原因もありそう…。一応、これも簡易水冷。GPUの空冷は、ご近所のPCIeに刺さっているAvid HDXのカードを温めて、結果HDXのファンが高速で回るから問題だと思いました。

Corsair HX850i
850Wの80PLUS PLATINUM認証電源。ちょっと容量大きすぎたかなと思いましたが、RyzenTRに1080ti、簡易水冷の電源にHDXカードも75Wの補助電源必要ですし、UAD-2もあるからちょうど良いぐらいなのかな。

 

次回は、組み立ての様子を写真を交えつつご紹介できたらなあと思います。

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