Dorico Tips (3) 調号

Dorico

調号の設定はとても簡単。
ここでも、拍子と同様ポップオーバーを使った方法。

調号を設定したい箇所を選択して、Shift + K
Aメジャーキーに設定するなら、大文字の「A」を入力するだけ!

小節の途中で変更することも可。まぁ、、、使うことはほぼないけどね。
また、マイナーキーを設定するには、小文字で入力。
Aマイナーキーなら、「a」

最後に赤で「A Minor」と表示されているのは、ガイド機能。
印刷はもちろんされないし、不要な場合は非表示にも出来るのでご安心を。
ガイド機能についてはまた別の機会に。

他にも、#や♭の数で指定することも出来て、

#の場合、「3s」とか「3#」
♭の場合、「3f」とか「3b」

でも設定出来る。
お好み。

また、調号なしの「無調」っていうのも設定可能。
不協和音メインな曲だと調号があると読みづらくなったりする時用。
実は何も設定していない初期状態が無調だけども、
曲の途中から変更したい場合は「open」と入力することで設定可能。

話が逸れちゃうけど、
調号なしならCメジャーキーでいいじゃん?って思うかもだけど、
世の中にはメジャーな存在として移調楽器というものがあってだね…。メジャーだけに…。

下記はフルート、クラリネット、アルトサックス、フレンチホルンで、Cメジャーのスケールを記したもの。
せーので演奏すると、同じ音程でのユニゾンになるの。

だから、Cメジャーキーは、
フルートにとっては調号なしでも、アルトサックスにとっては#が3つ付いてしまうので、
無調というものが必要になってくるわけだね。

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