コード記号を入力するには、Shift + Q
MIDI鍵盤で入力することも出来るし、直接タイピングすることも出来る。
MIDI鍵盤からの入力の場合、デフォルトだと打鍵後、次の拍へ自動的に移動する。
キーボードで打つ場合はコード入力後、Space を押すことで次の拍へ移動することが出来る。
何も設定せず拍を進める時も Space、戻る時は Shift + Space。
MIDI鍵盤からの入力の場合は、音符入力オプションからその後の挙動を選ぶことが出来る。
Ctrl + Shift + I
譜面からコードを解析して入力することも出来る。
コードを付けたい箇所(解析したい音符)を選択し、
右クリックのメニューから、「コード記号とコードダイアグラム」>「選択からコードを生成」
何やら細かく設定項目があるけど、そのままOKで以下のような感じ。
細かく見ると、1小節目の3拍目は Dsus4 のコードになんだけど、
これも拾いたい場合は、現れたダイアログの一番上、和声リズムを「1拍ごと」に設定する。
ま、これだとちょっとコードが細かすぎるので、初期の設定値で拾って、
必要な箇所のみ後で書き加えるのが良きと思う。
ところでこの譜面の4小節目の3拍目は、私なら G/A って書きたいと思う。
こういった転回型やオンコードの解釈も、Dorico なら設定で変えられる。
音符入力オプションを開く。Ctrl + Shift + I
コード記号から、「転回型/オンコード」を「オンコードを使用した簡潔なコードを優先」に切り替える。
この設定は、MIDI鍵盤からの入力時の解釈も変わる。
そうすると、この通りオンコードを使用した簡潔な表現になる。
あとは、漏れた Gm6/A を書き加えて完成。
しかしながら、「オンコードを使用した簡潔なコードを優先」を設定すると、
Cmaj7 のようなコードは、「Em/C」と表現されてしまい、これはこれでヤな感じ。
やはり、「より複雑なコードを優先」にしておいて、必要な箇所のみ変更する方が好みかも。
ちなみに、「より複雑なコードを優先」では
C/D は D9sus4 と認識されるけど、 D/C はちゃんと認識される。
Cubase なら 上記のどちらも、maj7 も期待通りの解釈してくれるんだけどなぁ…。
Dorico で同じような解釈にする設定はわからぬ!
コードの外観
Cmaj7 を C△7 と書いたり、オンコードを分数にしたり、
そういう設定は浄書オプションから。 Ctrl + Shift + E
かなり細かい設定が出来ると思う。
好みに設定して適用すると、先程の譜面はこうなる。
コード記号のトランスポーズ(移調)
ちなみに、、、コード記号もトランスポーズ(移調)出来る。
メニューの、「記譜」>「移調」
ダイアログが出てくるので、
右側の「間隔を検出」から、どの音をどの音まで変化させるかを設定し、適用。
左側の音程が反映されるので、必要に応じてオプションを選択し実行。
下の例では楽譜も同時に移調しているので、調号も変えるように設定している。
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